Diluvio – Alessandra Chiappini

Diluvio (大洪水)

Alessandra Chiappini
アレッサンドラ・キアッピーニ略歴:
http://www.chiappini.net/curriculum_vitae_pa_2.htm

アレッサンドラ・キアッピーニは,1971年夏,イタリアはピアチェンツァの地に,建築家ピエトロ・ベルツォーラの孫として生まれる.ステファノ・トーレの妻であり,マルチェリーノとエンリコの母.

1995年 ミラノにあるイタリア国立ブレラ美術学院 (accademia di belle arti di Brera) を卒業する.大家パウロ・バラテラ P.Baratella 及びルチアーノ・ファブロ L. Fabro の指導の下,この時書き上げた論文:ディオニュソス神話に関する哲学的考察が高い評価を受け,以後,このディオニュソス(破壊と再生の神)は彼女の主要なモチーフの一つともなっている.

今日まで,毎年,着実に創作発表を重ね,ピアチェンツァ,ミラノ,ベニス,フローレンス等のイタリア主要都市はもとより,ウィーン(オーストリア)、デュッセルドルフ(ドイツ)等ヨーロッパ各地,そして、東京やトロント(カナダ)等での個展,グループ展の実績をもつ. 2006年には子供のための科学読み物 “Psofo, nananana e i loro amici” のイラストを担当.ピアチェンツァにおける美術教育をはじめ,社会的活動への参加にも意欲的である.

Alessandra Chiappini
アレッサンドラ・キアッピーニ
http://www.chiappini.net/



Alluvione (洪水)

 



Terzo millennio (3千年紀)

 



Rovine (残骸)

 


Alessandra Chiappini
アレッサンドラ・キアッピーニ

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災に遭われた日本の皆様へ.

日本の皆さん,こんにちは.
私の心は今,あなたがたと共にあります.日本を襲った巨大な災害に心よりお悔やみを申し上げます.

ここのところずっと私は,あるべき理想とは正反対のものになっていくこの世界のありさまを,何とか表現しようと創作を重ねてきました.私たちを取り囲む環境のはかなさを思い,人類の頽廃について考えながら:現代人にとっては,お金だけがこの世のすべてになってしまっているのではないかと.(この数年来,廃墟や遺物,洪水等をテーマとしてきたのには,そんな理由があります).

ところが何ということでしょう.そんな時に,日本に起こった今回の出来事は,想像を絶していました.希望はあります.あの時から,原子力はもうこれまでのように多くの国が競って推進しようとするものではなくなったのです.今はどうか耐えてください.新しい日本の再建のために,皆さんが力を合わせ,今まさに奇跡を巻き起こしつつあるのを,世界の人々が見守っています.

Hello Japan, my heart is near yours, I am very sorry about your immense troubles.

I have been painting about the world going upside-down, thinking about the environment and about the human decadence:it seems to me that only money exist to mankind nowadays.

But what happened to you is beyond any imagination. Fortunately nuclear power is not so appreciated now in many countries.Hold on, you are doing miracles in the reconstruction.

Alessandra Chiappini
アレッサンドラ・キアッピーニ
http://www.chiappini.net/

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